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Archive: 10月 8th, 2011

放射能よりも水道水の塩素殺菌が心配!?


私達の安全に対する姿勢が180度変わった東日本大震災、そして福島第一原発の事故問題・・・東京の金町浄水場から乳児の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたことにより、飲料水への関心を急激に高める結果になりました。

これから水の基礎知識に触れながら、安心して水を飲む方法や、健康に役立つ水の活用法を勉強しましょう!!  

寄生虫学や感染免疫学が専門の私が、水の調査を始めたのは50年前のことです。発展途上国を巡り、「水が運ぶ病原菌」の研究を続けるうちに、世界の飲料水の水質も調べるようになりました。と語るのは藤田紘一郎先生。先生は寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学。『水と身体の健康学』(ソフトバンククリエイティブ)、『万病を防ぐ「水」の飲み方・選び方』(講談社)、『からだに良い水悪い水』(小学館)など、水に関する書籍多数。「水博士」としても有名。
 
 
 

長寿村の村人が飲む、硬水の秘密

これまでに70カ国で飲料水の水質調査を行いましたが、その中でも特に私が注目したのは、長寿と水の関係でした。 
南米・ペルーの高地、ビルカバンバ地方の人々や、ヒマラヤ山麓に住むフンザ族は、脳梗塞や心筋梗塞の発症率が低く、100歳以上の長寿者が多いことで知られています。これらの地域で、村人が実際に飲んでいる水を調べたところ、いずれもアルカリ性で、カルシウムとマグネシウムを多く含んだ、硬度の高い水だったことが判明したのです。

 
水質が健康と密接にかかわっている。体内での水の働きを考えると、これはもっともなこと。
体内の水の水分量は、新生児で体重の80%、大人で60%です。高齢になると、その割合は減少しますが、それでも50%を占めます。水が体内でどのような働きをしているか、見てみましょう。 

 

【新陳代謝促進作用】

水は、血液やリンパ液となって、細胞に栄養や酸素を送るとともに老廃物を回収して、新旧の細胞の入れ替わり(新陳代謝)を促します。
 
 

【発汗・解熱作用】

体温調節を担っているのが、発汗です。暑くなると体内の水分が汗となり、皮膚の表面から蒸発し、こおの蒸発によって体温の上昇を抑えます。
 
 

【利尿・排便促進作用】

水は、尿となって体内の老廃物を排出します。また、腸内の水分量が増え、腸を刺激して便通もよくなります。
 
 

【解毒・希釈作用】

体内に取り込まれた発ガン物質を分解したり、毒性を薄めたりする希釈作用があります。
 
 

【鎮静・覚醒作用】

人間は、緊張すると脳に血液が集中し、脳が興奮します。水を飲むと血流が良くなり、脳内の血流の滞りが解消されて気分が落ち着きます。反対に、覚醒作用もあるのが特長です。寝起きに冷たい水を飲むと神経が刺激されシャキッと覚醒します。
 
 
 
 

 トリハロメタンの除去には30分の沸騰が必要

体が保持している水のうち2.5リットルは、呼気や尿、大便、汗になって、日々排泄されています。このうち、食事に含まれる水分で1リットルを補充し、残りの1~1.5リットルは飲料水で補う必要があるのです。良質な飲料水の補充がとても大切なのです。

残念ながら、水道水は良質な飲料水とはいえません。冒頭で触れた水道水への放射性物質汚染の心配はひとまず収まったといえますが、私がかねてより問題視しているのは浄水場で行われる塩素殺菌です。日本の河川や海は、工業排水や生活排水で汚染されているため、浄水場では大量の塩素を用いて、それらの汚染物質を取り除きます。

塩素殺菌は、水道水を不味くするだけでなく、ガンやアレルギー、内臓疾患の引き金となるトリハロメタンという有害物質を発生させます。トリハロメタンが最も多くなるのは沸騰直後で、通常の2~3倍に達します。完全に除去するには15~30分沸騰させる必要があり、現実的ではありません。

安全な水道水を飲むには、浄水器が必須です。浄水器は、塩素やトリハロメタンなどの有害物質をろ過して取り除き、安全な水を作ります。さまざまなタイプの浄水器があるので、機能を調べて導入しましょう。

 
藤田紘一郎先生 日本寄生虫学会賞、講談社出版文化賞、日本文化振興会社文化功労賞、国際文化名誉賞など受賞

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