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Archive: 10月 23rd, 2011

かちゅー湯+生姜紅茶で風邪撃退


うちな~んちゅ(沖縄の人)なら誰でも知っていて愛飲しているお味噌汁「かちゅー湯」をご存知ですか?

たっぷりのカツオ節と味噌に、お湯を注ぐだけ。

この、カツオ節の香りとうま味をそのまま楽しめる「かちゅー湯」は、カツオ節を愛する沖縄を代表するスープ。“かちゅー”とはつまり“カツオ”のこと。お椀いっぱいのカツオに味噌を加えお湯を注ぐだけという凄く簡単料理なのに、カツオ節や味噌に含まれるアミノ酸を摂取でき、体を芯から温めてくれるかちゅー湯は、地元沖縄では朝ごはんや風邪を引いたときや二日酔いの時に飲む人も多いそう。

“かちゅー湯”の基本的な作り方


●材料(1杯分)
カツオ節・・・・・5g
味噌・・・・・・・大さじ1    ※塩分控えめで味噌は少なめがオススメ
お湯・・・・・・・150~200ml

 
 遠赤焙煎健康ぽっかぽか茶
なお、カツオ節には薄削りと厚削りがあり、薄削りを使うとだしが出やすいので汁が美味しくなり、厚削りを使うと、カツオ節に旨味が残りやすいので、カツオ節を美味しく食べられます。お好みで使い分けましょう。カツオ節の量を増やしたり、みその種類を変えたり、ネギや生姜、ニンニク、梅干しなどを加えて、味や風味の違いを楽しむことも出来ちゃいます!!個人的には生姜紅茶のぽっかぽか茶と混ぜたら身体中に血液が巡って元気になりそうな予感^^。次に風邪ひいた時に試してみます!!

 


さて、そんな、かちゅー湯を調べてみるとTVでも取り上げられていますし、かちゅー湯先生までいらっしゃいました!!
 
 

ビタミンB12、ナイアシン、鉄が豊富

食文化に興味があって、私は以前からときどき沖縄を訪れています。行く度に発見があるのですが、先日はカツオ節の優れた栄養価に、あらためて注目することができました。と栄養士の佐藤秀美先生。

沖縄では、料理にたくさんのカツオ節をつかいます。それも、だしを取る、少し振りかけるという使い方ではなく、たっぷり食べるのです。今回ご紹介する「かちゅー湯」は、その典型例だと言えるでしょう。

かちゅー湯とは、お椀にカツオ節と味噌を入れ、お湯を注いで飲む沖縄の伝統食で、味噌汁のようなものです。味噌汁が鍋でだしを取り、具を入れて作るのに対し、かちゅー湯はお椀の中でだしを取り、カツオ節を具として食べます。
それまで私は、カツオ節の栄養価について、あまり気にとめたことがありませんでした。栄養成分の健康効果を期待してカツオ節を食べるなら、1日に5g以上摂る必要があります。だしの材料として、あるいはおひたしなどの料理に添えて使う程度では、栄養について論じることができないと思っていたのです。

 
ところが、沖縄で、1杯のかちゅー湯に、カツオ節を10gは入れているのを見て、考えが変わりました。

そこで、カツオ節5gで作ったときのかちゅー湯の栄養成分を調べたところ、かちゅー湯が高タンパク、低カロリーで、ビタミン、ミネラルが豊富な優れた食品であることがわかったのです。かちゅー湯1杯で、たんぱく質は1食分の必要量の4割程度、ビタミンB12はほぼ10割、ナイアシンは約7割、鉄は約3割摂ることが出来ます。

たんぱく質は筋肉や内臓、皮膚などの体組織をはじめ、健康を守る免疫細胞、体内で活躍する酵素などの原料になる重要な栄養素です。体力の増進、免疫活性の向上、老化の進行抑制などに役立ちます。

ビタミンB12
動脈硬化の予防に役立ちます。かつて、動脈硬化の原因としてコレステロールが注目されていましたが、最近では、コレステロールよりもむしろホモシステインという物質に注目が集まっています。ビタミンB12には、ホモシステインが血液中で増えるのを抑制する効果があります。ビタミンB12が円滑に働くためには、ビタミンB6と葉酸が必要ですが、かちゅー湯にはこれらも含まれていて、申し分ありません。

ナイアシン
ビタミンB群の仲間で、皮膚や粘膜の健康を維持し、血行促進に役立ちます。


血液中の赤血球を作るのに必要な栄養素で、鉄欠乏性貧血の予防・改善、冷え性の改善などに役立ちます。

加えて、高血圧の予防・改善に役立つカリウムやカツオ節ペプチドなども多く含まれています。

 
 
そんな健康度100%のお手軽かちゅー湯ですが、身体が温まるので、風邪のひき始めや、ひいた時に飲むのもお勧め、夏バテなどで食欲がないときの栄養補給にも適しています。特に、たんぱく質の摂取が不足しがちな高齢者には最適です。

夜、小腹がすいた時に飲んでも良いでしょう。2日酔いの予防・改善にも役立つはずです。たんぱく質をたっぷり取れば、アルコールを分解する酵素がスムーズに取り出されるからです。ただし、アレルギーのある人や、痛風などでプリン体の摂取を控えている人は飲まないで下さい。またカツオ節には塩分が含まれているので、塩分の取り過ぎに気を使っている人は、みその量を控えめにして作るといいでしょう。

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