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Archive: 9月 11th, 2011

セシウムが蓄積する筋肉は放射線に強い!?


本日2011.9.11、世界同時多発テロから10年、東日本大震災からは半年が過ぎ、アメリカと日本は混沌とした状況から抜け出すべく、明るい未来を描いて今日も前進しています!!

さて、福島第一原発問題で今年の新米は人気がなく、古米が売切れ状態だとか・・・。放射性物質は目に見えないのでナーバスになって当然、ですがなり過ぎは心的ストレスにも繋がりますので、有識者達の意見を慎重に見極めたいですね。

 
京都医療科学大学学長・日本医学放射線学会副理事長の遠藤啓吾氏は「セシウムが蓄積する筋肉は放射線に強い抵抗力」と題して、下記のように語っておられました。

 
ちょうど、東日本大震災が起こる1か月前のことです。奇しくも、UNSCEARが1つの報告書を発表しました。チェリノブイリ原発事故についての最新の情報をまとめたものです。その報告書によれば、健康被害が認められたのは、放射性ヨウ素による甲状腺ガンの増加だけ。放射性セシウムの健康被害は報告されなかった。
最近、セシウムで膀胱ガンの発症リスクが高まるという雑誌記事を見かけました。その元となっているのは、大阪市立大学の福島昭治教授らがウクライナの研究所の教授と発表した共同論文です。汚染地域の住民にガンに進行する恐れの高い特殊な膀胱炎が認められたと主張していて、住民の尿からは1リットルあたり平均6ベクレルのセシウムが検出されたそうです。

 
しかし、この論文はUNSCEARの報告書には引用されていません。UNSCEARは放射線の影響に関する論文を精査し、評価している国際的な組織。引用されていないということは、つまり膀胱ガンとの因果関係が証明されていないと考えて間違いないでしょう。
加えて、我々が摂取する普段の食事にはカリウム40という放射性物質が含まれており、尿からは1リットルあたり平均60ベクレルのカリウム40が検出されます。体重60キロの人間では体内に4,000ベクレルのカリウム40が存在するのです。

膀胱が放射線に弱く、被爆によりガンになりやすいのは事実。とはいえ、放射性物質が60ベクレルから66ベクレルに増加しただけで膀胱ガンが発症するとは考えられない。
また、放射性セシウムはヨウ素のように特定の臓器に蓄積されるわけではなく、血液によって身体中に分散する。そのため、身体に占める割合の高い筋肉にその多くが蓄積されます。しかし、筋肉は放射線に対する抵抗力が強く、ガンになりにくいのです。

  

福島第一原発事故によって漏出した、セシウム137の半減期は30年もあります。とはいえ、体内にずっと溜まり続けるわけではない。実際には、尿で8割、便で2割が100日間ほどで体外に排出されるのです。
独立行政法人『放射線医学総合研究所』が6月下旬から7月中旬にかけて、福島県民122人の内部被爆を調査しました。その結果、セシウムが検出された住民は半数以下。検出された住民でも、その最高値は全身で3,800ベクレルです。つまり、先に触れた、体重60キロの人間の体内にあるカリウム40よりも少量なのです。

セシウムの内部被爆が健康に及ぼす影響はないと考えても差し支えありません。牛肉から基準値(500ベクレル/キロ)を超えるセシウムが検出され、給食に牛乳の使用を自粛している学校もありますが、なにもそこまで心配する必要はない。もし、この牛肉を1キロ食べたとしても内部被爆線量は極めて微量なのです。放射能のことは何も気にせず、牛肉も野菜も新米でも、好きなように摂っても構わないと思います。

現在、推定されている放射線は半減期が8日と短いヨウ素ではなく、セシウムによるものです。すでに、福島第一原発からの放出はほぼ止まっていますし、一部の放射線量の高い地域における外部被爆を除いて、健康への影響はありません。

2011.09.01週刊新潮 京都医療科学大学学長・日本医学放射線学会副理事長 遠藤啓吾

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