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Archive: 3月 18th, 2012

難聴の原因は、ズバリ動脈硬化と騒音


高齢になれば、耳が遠くなると思ってませんか!?
確かに20歳がピークで年齢と共に聴力が衰える方が多いため、難聴の原因は老化だと考えてしまいます。

 

が、2007年、国立長寿医療研究センターが驚く調査結果を発表

 

疫学調査により、約40種類の難聴の要因を調べた結果、加齢と難聴に相関関係がないことが判明。
そして、騒音と動脈硬化が最も強い相関関係があったのです。

 

加齢と共に、騒音を聞く経験と、動脈硬化のリスクは進行しその結果、

加齢と共に難聴が増える ≒ 老化現象 ≒ 生活習慣 なのです。

 

 

では、ここで気になる、なぜ騒音や動脈硬化で難聴になるの!?

 

まず、耳の仕組みについて。

外耳に入った音で鼓膜が振動 → 中耳にある耳小骨という骨に伝わる → 3つの小さな骨(耳小骨)が順に振動し内耳に伝わる → リンパ液で満ちた蝸牛の内側にある有毛細胞が揺れる → 電気信号が発生 → 脳に伝達

 

なんと、約2万個もある有毛細胞は、1秒間に2万回も振動する、体内で最も代謝の激しい細胞とか。

 

それだけ繊細であるため、騒音を聞き続けると、有毛細胞の働きが悪くなったり、毛が抜け落ちてしまう → 修復不能で難聴に

 

85デシベル以上の騒音で、聞いた時間が積算されるほど難聴になるようです。

 

ささやき声・・・・・・・・20デシベル
会話の声・・・・・・・・・60デシベル
電車内の音・・・・・・・・80デシベル
工事現場の音・・・・・・・100デシベル
電車内でイヤホン音楽・・・100デシベル

 

85デシベルなら、8時間/日×5年間
100デシベルなら、15分×5年間

 

聞くと難聴が始まってしまうとか(汗)

 

 

 

糖尿病は3.7倍

糖尿病は3.7倍、腎臓病だと5.9倍、高脂血症で1.9倍も難聴になりやすいようですが、代謝激しい有毛細胞は、それだけ酸素や栄養が必要!!動脈硬化で血流が悪くなると、有毛細胞はダメージを受けてしまうため難聴の原因となるのですね。

 

また、高い音はより多くの有毛細胞が振動するため、高い音から聞こえづらくなります。

通常の健康診断で行われる聴力検査は、大きな問題がないかをざっくり調べるスクリーニング検査なので、軽度の難聴はほとんど発見不能とか。

・耳鳴りがする
・電話が聞こえづらい
・聞き間違いが多い
・後ろから呼ばれると聞き取りづらい

 

1つでも当てはまれば、聴力検査をされた方がよろしいかも知れません・・・

 

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島根県の産業技術センターと島根医大も研究してます。

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